リノベーションには叶わない(出来ない)こともある!
物件を決める前に内見で絶対にPSの位置を確認しよう!
リノベーションする前は、朝は日が昇るのを見ながら朝ごはんを作りた~い!というささやかな夢がありました。薄暗~い景色からだんだん明るくなっていくのが好きなんです。
今日も朝が来た~!って感じで、私にとって幸せを感じる瞬間でもあります。
なので、バルコニー側にキッチンがあるお部屋に憧れがあって。しかしそれは叶いませんでした。。。でも、これは物件の内見の時にわかっていたことでした。
どのマンションにも必ずPS(パイプスペース)というものがあって、その名の通り配管が通る空間の事です。マンションは一階から最上階までメインとなる管が一直線に通っています。
その管がむき出しになっていると、とうぜん音もうるさく、何かにぶつかったりすると危険なため管の周りを壁で囲っています。そのため、PSは動かすことが不可能です。
リノベをする前の我が家のマンションはPSが玄関入って左右に一つずつありました。そして、玄関手前側に水回りのすべてが設置してありました。
リノベーションをする場合、このPSと水回りの関係が非常に重要になります。
キッチン、トイレ、洗面所、お風呂などは重力を利用して排水を行っています。これらの配管はPSにあるメインとなる配管に繋げます。傾斜があることで逆流することなく流れていく仕組みです。
なので、元々あったキッチンの位置を日の光が差し込むバルコニー側に大幅に移動するとなると、距離があるため配水管に十分な勾配が取れず上手く流れにくくなります。
配水管に汚れがこびりつきやすくなったり、詰まりなどのトラブルの原因にもなります。
出来ないことはないけど、床を高くして配水管に傾斜をつけることが出来るそうです。
床を高くする分、もちろんですが費用もプラスでかかってきます。
十分な勾配を取るためには、移動させる距離によってどれくらいの床の高さが必要なのか、、、とかを考えるとそこにそれだけの費用はかけられないと思い諦めました。設計士さんもおすすめはしませんとので事でした。
ということで、コンクリートのスケルトンにしたところでリノベーションには出来ないこともある!ということがわかりました。私の夢の一つだった朝日が昇るのを見ながらの作り~!
叶いませんでした!残念!費用の面でも上を見ればキリがないし、何かを我慢しなくちゃいけないことも一つや二つ出てきますよね~。
私のように絶対にキッチンをバルコニー側にしたいんだ~!これだけは絶対に譲れないんだ~!と思う箇所があったら内見の時に必ずPSの位置を確認して下さい!
PSと水回りの位置が離れていたら、それはほぼ不可能です。最初からバルコニー側にキッチンがある物件だったら全然モーマンタイですね。
何度も言いますが、水回りは大幅に動かせないので理想の間取りやこだわりがある方は物件選びの時のPSの位置確認は非常に重要ですので是非覚えていてください。
じゃじゃ~ん!わが家の間取り公開~!
って事で、わが家はどうするのかというと、、、もともと玄関入ってすぐの所に、トイレ、洗面所、お風呂、脱衣所が一つの空間にまとまっていました。
それをトイレ、洗面所を元々の位置に残しました。トイレの位置を変えて勾配が緩くなって、詰まりやすくなったとかなると絶対嫌です。特にトイレはマジ勘弁!
ちなみにですが、トイレの排水だけは、汚物専用の排水配管が設けられています。
玄関入って右側の元々キッチンだった所に、お風呂と脱衣所(洗濯機置き場)をもってきました。来客があった時トイレと、家族のお風呂が被るのが嫌だったのでそこは離してもらいました。
元々あったキッチンは反対側にもっていきました。キッチンは壁付けにはせず、対面式キッチンの一種でペニンシュラ型というものにしました。ペニンシュラ型とは左右のどちらかが壁に接していて、突き出した外観が半島(ペニンシュラ)に見えることからそう名付けられたそうです。同じ対面式のアイランドキッチンは四方が壁に接していない独立した島に見えるためそう呼ばれるそうです。初めて知った時、なるほど~おもしろいなぁ~と思いました。
3LDKの間取りから2LDK+WIC+土間へ変更し、家族で一番長い時間を過ごすであろうリビングを広くしてもらいました。
今思えば、これがベストの間取りだったのか?と思うこともあります。設計士さんに丸投げして言われるがままハイハイ言って図面を描いてもらったので、いざ間取りを見せてもらっても全然イメージ湧かないんですけど~って感じでした。わかんないから『大丈夫です!』と言ったのは自分達なので、まぁ文句言えないです。SNS見ているとこの部屋の間取りめっちゃいいなぁと思うことがたくさんあるけど、とりあえずわが家はこんな感じになりました~。
価格:6,600円 |
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